北海道　木彫り　一刀彫　熊　上山勇次作　台座一体の熊の置物　「ゆたか」 北海道秀作民芸展知事賞受賞作家 旭川　上山勇次　1985年作 岩の台座に乗り、鮭をくわえている熊　「ゆたか」 猛々しさがなく、どこか優しさと、温かみを感じさせる作品です。 木目の良いイチイ材(オンコ)を使い、ニス塗りのないそのままの仕上げになっっていますが、40年近く経っているので、飴色のとても味わい深い色になっている作品です。 光沢も出てきています。 きめ細やかな彫りで、熊の毛並み、鮭の鱗、ヒレ等、ミリ単位での繊細な彫りは、驚かされるばかりです。 また、顔の表情、筋肉、骨格の捉え方が見事な作品です。 足の方向が一律ではなく、その足の方向に沿って筋肉、骨格が躍動しているのが分かります。 右向きの木彫り熊は製作が難しく、左向きの木彫り熊より作品数が少ないそうです。 台座(岩)に乗っている熊が一緒になった一刀彫です。 台座裏面に作家名(上山作)の彫りがあります。 熊のサイズ（およそ） 横17×高さ14.5×奥行き12㎝ ＃上山勇次 #藤戸竹喜 #堀井清司 #柴崎重行 #茂木多喜治